絆…永遠のツインソウル
知らない人から物を貰ったら駄目よ〜。

何て言葉は、
この辺りの小学生には通じない。

あれは事故をする数ヶ月前
ガソリンスタンドを、
友達と3人で歩いていた時も声を掛けられ、
お兄さんから飴を貰った事もあるくらいだからだ。

私は、飴を貰いそろそろ
散歩に飽き
家に帰ろうとした時、
後に気配を感じた。

「ちぇっちぇっ……
何だよっこの家は何も
くれないなっ」

「ふぅ〜んやっぱり、ここに来ては何か貰おうとしてる」

私は声のした方を
振り返り見ると、
家の片隅に車が一台止められていた。



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