絆…永遠のツインソウル
「うん、もう大丈夫!
早く学校行こう」

私は、
まゆちゃんの手を引き
約1キロ先の学校に向かった。

「また一緒に学校に行けて嬉しい」

まゆちゃんは、
笑顔だけど心の中では
寂しかった気持ちを
私にぶつけて来たように思えた。

1人で学校に行くのは、風邪を引いた時くらいで
毎日の様に顔を合わせて居たんだもん、
当たり前が崩れて寂しくならない方がおかしい。

当時の私は、ただただ
うなづく事をしていた気がする。

たった一言だけなのに
“寂しい思いをさせて
ごめんねっ”
なんて恥ずかしくて
言えなかった。

――。

学校に着くと


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