絆…永遠のツインソウル
私はみんなから心配されて居たのか、
登校していたクラスのみんなから、

“ちよちゃん久しぶり”

っと囲まれた。

クラスは、20人くらい
田舎の学校は人数が少ない特にこの辺りは、
山に囲まれ
街までかなり遠く、
バスも少ないので、
都会とはまったく違う。

都会に出た私は、大きな高層ビルにびっくりしたくらい。
それはまだずっとずっと先の話だけど。

「はいっ!
ここがちよちゃんの席やでっ」

大阪弁を使うこの子は、
風間さやか、
入学して3日くらいしてから、父親の転勤で転校して来た。

「なんやっ元気そうやないかっ元気ぃなってよかったわぁ〜」

肩を“ポン”っと叩かれ、
束になったプリントを見せられる。

「はいっ!病院に持って行くことが出きんかったからこんなに溜まったでぇ〜
でも、気にせんといて
うちらもプリント出してへんから」

さやかは、
宿題のプリントを見せ
笑って居る。


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