絆…永遠のツインソウル
「…だから
奏斗もわからないらしいんやって
父親が急に、
引っ越すって話で、
奏斗の母親は反対した
みたい何やけど…、
理由を言わないとかで…」
さやかは、
奏斗がなぜ引っ越しを
するのか、
奏斗本人でさえわからないと、不可解な事を伝えて来た。

奏斗の家には、
奏斗の家の事情があるわけで、私達が知っても
奏斗は引っ越すわけで。

「……そうなんだっ」

「それはそうと、
まゆはどないした?
いつも一緒に登校して
居たのに、今日はお一人」

「うっうん…ちょっと喧嘩して…」

「おぉ〜い嘘つきちよ!  動物と喋れるなんて嘘ついて」

けんじが、私に近寄り、
ちょっかいを向けてきた。
「うっ嘘じゃ無いもん!」
「やぁ〜い嘘つき!
あははっ」
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