あまあま恋

「麻里奈さんもだけど」
と、またひとこといって


オーホホホホと雄叫びをあげて去っていった女。


由伸ありさ

それが彼女の名前
綺麗と学園でも有名な彼女は私を嫌う…。
        、
まあ、正確には私達を だけどね。



私の名前は栖川のどか

まだ高校1年生

桜の花がまだ散らぬ今現在でなぜこんなに嫌われているのかというと


それは、目障り…だから。

私の通っているこの香州学園は県で唯一の私服校

なのに
私の服装は




Tシャツにジーパン。+カーディガン《まだ寒いからね。




せっかくの私服校なのにね笑
我ながらとっても地味な格好をしていると思う。


『大丈夫?のん?』

ふっと声がかけられた方をみる。

声をかけてきたのは

佐江島真里奈
この学園でできた唯一の友達。

私のことを“のん”と愛嬌で呼ぶ

彼女の格好も私と似たり寄ったり…



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