出会う前のキミに逢いたくて
その顔はまぎれもなく、試合を存分に楽しんだ野球少年の笑顔だった。


気がつくと、わたしもどういうわけかケタケタと笑い声をあげていた。


2人につられたように。


マサキとお母さんが納得なら、わたしもまた納得だ。


マサキとお母さんの言うように、結果は二の次なのだ。


こうして熱い闘いは終焉を迎えた。


彼の野球人生もまた・・・。


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