【短編】純情彼氏



「……じゃ、雨が落ち着くまで
今日授業で出された課題でもしてようか」


そう言った。


なんだか、余裕そうな晃。

あたしの心臓は、こんなにも
ドキドキして止まらないのに……。


なんで、いきなりそんなに
落ち着いていられるの?



ねえ、もっと触れてほしいの。
ねえ、もっと触れていたいの。


離れたくない…
せっかく、初めて抱き締めてもらったのに…



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