蜜愛シンドローム ~ 陥溺の罠 ~【完】





「お願いしますっ! 北條さんの車に乗せてくださいっ!!」

「・・・わ、わかった。北條、いいな?」

「・・・はい」


澤井と雅人は顔を見合わせ、首を傾げた。

・・・意味が分からない、と言いたげなその表情。

絢乃ははぁぁぁと脱力しながら、がくりと肩を落とした。

とりあえずこれで、一時的にでも鬼から逃れられる。

と安堵した絢乃だったが・・・。



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