蜜愛シンドローム ~ 陥溺の罠 ~【完】
絢乃はボーッとしたままキッチンの方へと行った。
キッチンでは、慧がいつものように朝食の準備をしている。
「あ、おはよ、アヤ。・・・って何、そのカオ!?」
慧は驚いたように絢乃を見る。
・・・そして。
「・・・え・・・いいよ・・大丈夫・・・仕事行けるから・・・」
「何言ってんの! そんな顔で行ったら幽鬼かと思われるよ!?」
「・・・」
───結局。
絢乃はベッドへと強制送還されることになってしまった・・・。