恋愛温度(番外編も完結しました)
すっかり好意に甘えてしまい、
気がつけば、二週間も滞在になっていた。
「結花ちゃん。いろいろありがとう。
明日、引き取り業者が来て大きなものは片付けてもらえそうよ。
もし、欲しいものがあったらあげるわ。何かある?
まあ、ガラクタばっかりだけど。」
「じゃあ、この双眼鏡もらっていいですか?
それとこの温度計。」
革のカバーのついたレトロな双眼鏡。
それと水の中で赤い浮きが浮き沈みして温度を伝えてくれる温度計。
「いいわよ。あ、それとこれあげる。」
「なんですか?」
「ウエディングベール。私が編んだのよ。
娘にと思って作ったのに、勝手に向こうで挙式しちゃって、
日の目を見なかったの。
テーブルクロスにでも使ったらいいわ。」
気がつけば、二週間も滞在になっていた。
「結花ちゃん。いろいろありがとう。
明日、引き取り業者が来て大きなものは片付けてもらえそうよ。
もし、欲しいものがあったらあげるわ。何かある?
まあ、ガラクタばっかりだけど。」
「じゃあ、この双眼鏡もらっていいですか?
それとこの温度計。」
革のカバーのついたレトロな双眼鏡。
それと水の中で赤い浮きが浮き沈みして温度を伝えてくれる温度計。
「いいわよ。あ、それとこれあげる。」
「なんですか?」
「ウエディングベール。私が編んだのよ。
娘にと思って作ったのに、勝手に向こうで挙式しちゃって、
日の目を見なかったの。
テーブルクロスにでも使ったらいいわ。」