恋愛温度(番外編も完結しました)
「今日は何してたの?」

和司の質問に心臓がドキンとした。


「だから、みかんとランチだって言ったよね?」


「あ、そうだったね、楽しかった?」


「うん、久々の外出だし、誰かさんのおかげで…」


声が跳ね上がらないように注意しながら和司の顔色を見ながら話す。


「何?警戒してんの?大丈夫だよ、もう閉じ込めたりしないし、

お前だって約束してくれたし。」


「うん。」


「お前に嫌われたくないしね。」


こんなの後ろめたくてたまんない。


みかんには悪いけどやっぱ裏工作はしたくないなあ。



「あのさ、和司、今日聞いたのだけど私のいた会社吸収合併されるって。

 どうして、教えてくれなかったの?

 なんか和司と関係ある?」


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