恋愛温度(番外編も完結しました)
みかんが言ったように、

リノベーションに関する業績だけがダントツに上がっていた。

多分、まだ出来たばかりの部署だったために、

気がつかれなかったのだろう。

課長が現れたあたりから、

ウチの部以外は、軒並み業績が悪化していた。

部長の力と、あたしたちの頑張った賜物だったと思う。

業績云々より、課長のフォローのため、

残業もかなりしたけど、

それより効率よく仕事をこなせる様に工夫してた。

私たちが抜けた今、

どうなっているかは、分からない。

たぶん、ほかの部のようになったんじゃないかと思う。

「はぁ。」

判ったからってどうなるものでもない。

私は、自分から辞表を提出しているのだ。

みかんの言うように会社に残っていたら、

上部に乗り込んで事実を確認していたに違いない…










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