恋愛温度(番外編も完結しました)
ひとつだけ冷凍庫に気持ちを凍結させて、

電話で、宅配業者に荷物の依頼して、掃除を始めた。



ねえ、和司、これはあなたが選んだことだよ。



サヨナラを言わないで、

あなたは私を手放したんだよ。

やがて宅配業者が荷物の回収をしていった。


コトン


鍵をポストに落として

私は部屋を後にした。


「ばいばい、和司」

涙は出なかった。

冷凍庫の中でもう凍結してしまったの。
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