恋愛温度(番外編も完結しました)
チェックインを済ませてポーターさんに、

部屋まで案内してもらう

わあ、夜景がガラス越しに広がる、


「気に入った?」


「うん」


「一生に一度の夜なんだから、いくらかけたって惜しくない。」


背中が暖かくなって和司を感じる。


「大切にするから。」


「うん。」


「愛してる結花。」


「うん」


「ずっと一緒にいて。」


「ずっと?」


「ずっと。」


指と指を絡まる。

視線が交わる。

切ない吐息と共に

甘い夜が始まる。





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