恋愛温度(番外編も完結しました)
「俺は生かされた。賭けに負けたのか、勝ったのか、

 どっちなんだろう。

 真実を伝えるまでは死んじゃダメなんだろな。」


「もういいの。いいんだってば。

 生きていれば、失敗も秘密にしたいことだってある。

 それが普通なんだよ。

 私どうしてこうなのかなあ、KYなんだ。

 昔っからそう、正義感振りかざして、

 白黒つけたがって、

 そこに気持ちとか、思いとか、

 そういう存在を許さないんだ。

 私はきっと人間じゃない。

 血も心も通わない。

 ロボットなんだよ。

 こんな私のために死んだりしないで。」


和司にベッドに縋り付いてわあわあ泣いた。









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