恋愛温度(番外編も完結しました)

「結、、」

さすがの達也も蒼くなってる。そりゃそうだ。


「なんでもありません、知り合いと口論してしまって。

 お騒がせしました。」



『了解しました』


達也は、少し目を見開いて


「通報しないの?」


といった。


「流石に元彼が、警察ざたってのもやりきれない。

 面倒だし。でも、帰ってくれない?

 マジ、これ以上庇いきれない。」



「わかった。今日は引き上げるよ。

 でも俺、本気だから。覚悟して。」


そう言ってエレベーターの1のボタンを押してから

私を押し出した。

エレベーターが締まる瞬間、


「達也!私付き合ってる人がいるの。」


その声は多分あいつに届いていたはず
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