恋愛温度(番外編も完結しました)
「なによ、

 笑ってんじゃないわよ。」

ふふっと笑う和司、

「相変わらず、ツンなおんなぁ」

柔らかい笑顔は、

日に焼けた精悍な顔に似合わない。

ワンコだった和司のまんま。

キュウっと

胸が掴まれる感覚。

「な…何よぉ、そんな風に優しい顔見せないで、

 私のことなんか忘れてたくせに…」


「はあ?、忘れるかよ忘れるわけないだろ。

 3年前に、俺を振った元妻なんだから。」


 
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