恋愛温度(番外編も完結しました)
和司が真剣な顔して、

自動ドアをこじ開ける。


「お、抑えてるから入って、は.や.く」


「何?なんで?鍵は?」


「ロック解除がやっとできたけど、

 電気がはいらないんだって、早く入って。」


和司がが真剣な分、妙に滑稽で

ププッっと吹いてしまった。


「何やってんの?あなたらしくもない、

 ツメ甘すぎ~」



「ばっか、俺はいつだって全力投球なんだよ。

 早く入れよ、キツイから~。」


「え~やだなあ、入ったら朝まで出られなくなるオチでしょ?」



「あ~もうっ帰りも開けてやるって約束するから。」


「しょうがないなあ。こんなことして警備会社飛んでくるわよ。」






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