恋愛温度(番外編も完結しました)
「今日は絶対来ない。

 今日は全員定時で帰した。

 警備は休暇をやった。

 江古田にも絶対来るなと念を押した。」


「な、なんで?」


「聞くかそういうこと?」


和司に見つめられて、言葉を飲み込む。


「か…帰る!」


「帰れるのかよ?」


「だって…」


「元妻にどうこうしようとか思ってないよ、

 ゆっくり話そうと思ってるだけ。

 俺にはそれすら、する権利はないの?」


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