恋愛温度(番外編も完結しました)
「ちょっと…」

俺のの胸をぐいっと押してなんとか距離をとったようだけど、

すでに腰砕けでぐにゃぐにゃじゃん。

「結花、いい子で待ってた?

 少し痩せたんじゃないか?飯ちゃんと食わないとダメだぞ。」

結花はぷっと頬を膨らませて、

「帰るなり子供扱い?」

と拗ねる。


「まさか?愛でているだけ。子供にこんなことしたら犯罪でしょ?」

そういいながら首筋にツと唇を這わせる。

「あ…」

結花の吐息がこぼしながら、

止まらなくなりそうな俺の行為を制止する。

「ね、やっぱ飯食べてからにしよう、

 折角作ったんだから。」


「そうだな。時間はたっぷりあるしな。」

俺がニヤリと笑うと、

彼女は顔を赤らめながら、

「もう」

とキッチンに向かう。

結花ってこういう反応したんだっけ?

まあ久しぶりで、

対応がぎこちないのはお互い様か。




< 302 / 311 >

この作品をシェア

pagetop