恋愛温度(番外編も完結しました)
「何か久しぶりだよなあ。結花の手料理。

 なあ、他の奴に食べさせたりしてないよな?」


「そりゃあ、あるわよ。」


「何?」


「実家の親とか友達とか?」


「男じゃないよな。」



「 会社関係の打ち上げとか、

 オ-ナーの部屋でやったりしたからそれぐらいあるわよ。」


「~~~~う~~ぎりぎり許す。」


「馬鹿ね。あなたこそ、別れてるって思ってたんだし、


 付き合った人くらいいたんでしょ?」


「いない。知ってるくせに、

 俺は、結花一途だ。ほかは見えない。」


「…どうかしら。私と付き合ってる時も

 他の子と会ったりしてたの知ってるんだから!」


「そんなことっあ、あれか?あれは待ち伏せされただけで、

 ばっか。違うだろ、あんなん浮気じゃないし!

 あ、それとも、会社の、や、あれも未遂で…」


「ふふ、いわなくてもいいとこまで言っちゃって、

 いいのよ、わかってるから。」


なんか俺、結花に遊ばれてるのか?






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