恋愛温度(番外編も完結しました)
ボロボロとこぼれる涙は、視界を奪ってしまい、

仕方なく車を路肩に停めた。


「どうした?って

 お前泣いてんの?え~?俺のせい?」



「すびばせん、ちょっとまっで。」


鼻ををずび~っとかんで。



再び車を発進させた。


「おい、大丈夫かお前。」


「黙っといてください。

 これ以上何か言うの禁止です。」


私は無言でバンを走らせた。




< 5 / 311 >

この作品をシェア

pagetop