恋愛温度(番外編も完結しました)
アイツは

ほーーーっ

と大きな息をしてから、

「喋っても?」

照れくさそうに笑った。

「ああ、どうぞ。」

「俺さあ失恋したばっかで、

 仲間が気を使って彼女紹介しようと

 今回企画してくれたらしいんだけどさ、

 なんツーか、

 それって違わねーって思って逃げたんだ。」


「はあ。」


「その、巻き込んで悪かった。

 泣かれるとは思わなかった。

 何か考えちゃったよ。

 だからアイツに逃げられたんだなって。」




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