恋愛温度(番外編も完結しました)
「和司、ありがと。

 ちゃんと話ができたよ。

 別れた時の話も聞けて、

 ちょっぴり楽になったかな。」

「そっか。」

「うん?」

「や、俺は超後悔してた。嫉妬で狂いそうだった。

 アイツに、余裕ある大人の男を見せたかったのかも。」


「大人…」

ワンコのくせに…


くすっ


「お前!マジむかつく!」


「和司は、そのままでいいのに、

 そのままのかずしが私は…す、」


そのあとの言葉はいらないとでも言うように

激しく唇を重ねてきた。



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