夏の日差しと狼のいろ。
第一章▼すべての始まりと琥珀色
空には月が光っていた。
少女は鎖が千切れた
その瞬間走り出したー…
危険な夜。
逃げ出せるかはわからなかった。
後ろを振り向くことは怖くてできなかった。
“生きたい”
そう思い
暗い夜の砂漠を走った。
首についた首輪が重く感じられた…
少女は走った。
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