夏の日差しと狼のいろ。
*エピローグ
暗闇の中、横で誰かが
苦しそうに喘いでいるのを感じた。
息も絶え絶えで
口からか細く血を流して、
必死にもがいている。
小柄な体が何度も痙攣し
今にも息絶えそうだ。
ツキはぞっとした。
ーアル、ちゃん?
ツキは気絶した時の姿勢のまま
苦しむアルを見た。
石化した足から
紫色のものがじわじわのぼり、
そのたびにアルが
小さく悲鳴をあげた。
これは夢?
それとも現実?
わからない…
ツキの体は闇に飲まれて
苦しむアルの体が闇に取り残されたー…
第四編、完>>
暗闇の中、横で誰かが
苦しそうに喘いでいるのを感じた。
息も絶え絶えで
口からか細く血を流して、
必死にもがいている。
小柄な体が何度も痙攣し
今にも息絶えそうだ。
ツキはぞっとした。
ーアル、ちゃん?
ツキは気絶した時の姿勢のまま
苦しむアルを見た。
石化した足から
紫色のものがじわじわのぼり、
そのたびにアルが
小さく悲鳴をあげた。
これは夢?
それとも現実?
わからない…
ツキの体は闇に飲まれて
苦しむアルの体が闇に取り残されたー…
第四編、完>>