夏の日差しと狼のいろ。


結局ウルーはツキを自分の布団に一緒に入れることにした。


(寒いよりはマシだろう)


そうしてツキを布団に運んで自分も布団にくるまった。


ツキのお腹あたりに自分のふわふわの尻尾をかけておいた。



ウルーの銀色の尻尾はふわふわで温かいものだ。

自分でも 結構役に立つと思っている。



そうしてまだ頭がぼうっとするのでウルーは再び目をつむった。





―布団はさっきより温かかった。



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