君と出会えたあの夏

紗「マジっすか。
　　悠真くん？だっけか。
　　うちの学校の人だよね？
　　知ってる！！
　　結構人気だったよ！
　　美少年って。」




美「でね…ｶｸｶｸｼｶｼﾞｶで…」



私は出会いから全てを話した。


美「で、私気づいたの。
　　悠真が好きだって。
　　でも悠真は幽霊なんだよ？
　　いつかは消えちゃうの。
　　好きになっちゃダメだったのに…」



紗「は？
　　何でよ。
　　好きになっちゃダメって
　　誰が言ったの？
　　いいんだよ。
　　いつの間にか
　　好きになってしまうものなの！
　　いくら周りにダメっていわれても
　　自分でダメってわかっても。
　　好きって気づいたらその気持ちは
　　変わらないでしょ？」

美「紗理奈…」



紗「何で幽霊ってことを気にするの？　
　　そんなん気にしているなら
　　やめな。
　　本当に好きなら関係ない。」



美「うん…ﾋｯｸ…」