【短編】NOTキスキッス
残されたあたし等は、気まずい空気。
あのおじさんのせいやんか!!!
いたらんこと言うからー…
「どないすんの?このクレー…」
「ほい。先、食べなよ^^」
あたしの方に突き出す陽一。
でも、一番クレープを楽しみにしていたのは陽一だから…
それに、間接キスなんてこんな時に気にしてる場合とちゃう!!!
「馬鹿陽一^^陽一が考えてることぐらい分かるよ。あたしに気を使ってくれてるんしょ?でも、あたし…気にしないから。それに、クレープを一番に食べたがってたの陽一だし…」
赤面してきているのが自分で分かってきたから、クレープを陽一の方に突き出し、いつもの癖で後ろを向いた。