【短編】NOTキスキッス
「…美羽?」
不思議そうな声で問いかける。
「…見ないで。いつものことだから……もう少ししたら、おさまるから。」
1分後…
「はあ、おさまっ…た。って!!!まだクレープ食べてないの!?」
「………」
ずっと下を向いたままの陽一。
「ったくー…どうしたの?……!?」
顔を覗き込んでみると、林檎のように真っ赤に染まってる陽一。
よくよく見ると、耳まで真っ赤だった。
「どうしたの!?熱?!」
あたしは、慌てて陽一の額に手を当てようとした…