【短編】NOTキスキッス



陽一の顔からすかさず離れた。



勿論、あたしの顔は真っ赤。


「……」

言葉も出ない。





そんなあたしを見て、陽一は…


「ぷッ。アッハッハハハ^^」


爆笑していた。




「…そ、そんなに笑わなくったっていいじゃん!!!!」


少しムカッときた。




だって…笑いすぎやんか。



「…ごめん、ごめん。キスはな…こうするんや…」




チュッ


「んッ………ッん!!ん!!!!」


あたしは、陽一の背中を叩いてギブアップを一生懸命伝えてるのにも関わらず、止めない。




「ぷはッ」


「美羽、阿呆やなー…ホンマに。」

ニヤリと笑う陽一。



だけど、むっちゃ赤面してる。


「…長時間し過ぎ!!!死ぬかと思たやんか!!!つか、陽一…むっちゃ赤面しとるやないか。」


赤面している陽一の顔を見ながら、むっちゃ笑ってるあたし。
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