【短編】NOTキスキッス
「それにしても…お前は彼氏作りすぎ。それに、見た目ケバいんだから、彼氏作りすぎてっと男タラシになるぞ。」
笑いながらあたしの前で言ってる。
「はいはい。彼氏作るってか、向こうが勝手に告ってるだけじゃん。だから、適当に返事してたらいつの間にか彼氏になってるって奴。」
たいがいイライラしてきたあたしは、陽一に八つ当たりしてしまう…
すると…
「あーはいはい。そんなにイライラしなーい♪あ、そだ。近場にクレープ屋が出来たらしいから、食べに行こう^^」
「ヤだよ。甘いの……」
「いいから、いいから。」
そう言われ、甘い物が大の苦手なのにも関わらず、あたしの言い分を無視して強引にあたしの腕を掴み、走り出した。