神様修行はじめます! 其の二
それは・・・!

祠の扉とか、怪鳥と戦った事とか、鉄柵を開けた事とか!


いろいろ頑張ったもん!

ちゃんと結果を出したもん!


門川君は、気を失ってて知らないだけだよ!


「見なくとも分かるさ」

「何が分かるって言うの!?」

「君が、いかにも中途半端にしか戦えないという事が」

「な・・・!?」


何いってんのよ!

あたしはね、ちゃんと・・・!


「水中で怪魚を倒したのは誰だ?」

「・・・・・!」


そ、それは・・・

それは確かに門川君が倒したよ!

だけど・・・!


「仲間内でただ一人、気を失ったのは誰だ?」

「それは・・・」

「弱っている絹糸に、さらに無理を強いる状況にしたのは誰だ?」

「・・・・・・・」
< 110 / 654 >

この作品をシェア

pagetop