神様修行はじめます! 其の二
「その一族ならばきっと大丈夫じゃ」

「本当に?」

「うむ。そこの当主は永世と繋がりがあった」

「おばあ様と? 仲が良かったの?」

「牢屋の仕掛け扉の階段を作ったのは、その当主じゃ」


本当?

それなら大丈夫かもしれない。

門川君を、かくまってくれるかも・・・!


「それに、そこの娘は・・・」


絹糸が、少し言いにくそうに言った。


「永久の花嫁となる娘じゃよ」



・・・・・・・!!!


全身を雷が突き抜けていった。

衝撃で、体がバラバラに砕けるかと思った。

言葉の意味が理解できなかった。


そんな、え? なに??

花嫁って・・・?


「隠しても、いずれはバレるから話したがのぉ」

「花、嫁?」

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