神様修行はじめます! 其の二
とにかく・・・

門川君が無事に目を覚まして本当に良かった。


でも、普通に話してるけどもう大丈夫かな。

無理してないかな。


あたしも門川君の顔を覗き込みながら、そっと話しかけた。


「門川君、どこか苦しいところは・・・」

「岩さん、お父上はどちらに?」

「今は留守ですの」


・・・・・・・。

あたしの声が小さくて聞こえなかったかな。


「ねぇ門川君、体は大丈夫・・・」

「後でぜひ、お父上にご挨拶させて欲しい」

「えぇ、久しぶりですから父も喜びますわ」


門川、君・・・?


「あの、門川・・・」

「久しぶりにお会いするのに、こんなご迷惑をかけて申し訳ない」

「そんな事を気にする父ではありませんわ」


・・・・・・・。


「永久様は、心配せずに体を休めてくださいな」

「ありがとう。岩さん」

「ジュエルです」

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