神様修行はじめます! 其の二
門川君や絹糸のような・・・

悲劇を繰り返しちゃダメだ!

こんな悲しい想いを生み出しちゃダメなんだ!


このままで良いわけがないんだ!


変えよう! あたし達が門川を!


たとえそのために、あたし達が辛い思いをしたとしても。


たとえ反逆者の汚名をきせられても。


あえて背負って、前に進もう!


起きてしまった悲劇を、二度と繰り返さないために前に進もう!


「あたし達がみんなで・・・!」

「ご立派な演説はもうおしまいか?」

「・・・・・っ!」

「なら、そろそろ口を閉じてくれ」


あ・・・・・

あ・・・・・


言葉が、凍り付いて出てこない。

苦しくて、悲しくて、辛くて

呼吸が止まる。


目の前に、こんなにも大きな大きな氷の壁があって・・・。

中にあるはずの、花が見えない。

彼の心の、真心の花が・・・

まるで見えない・・・。

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