神様修行はじめます! 其の二
この変わりようって何!?
やっぱり権田原一族って変身できるの!?
口をパッカリ開けて目を丸くしているあたしに、お岩さんが説明した。
「あれがセバスチャンの本性ですの」
「本、性?」
「子どもの頃から、やたらと血の気が多くて」
「はぁ・・・・・」
「だいぶ落ち着きましたけど、怒るとダメね。押さえが利きませんのよ」
お岩さんは小さく息をつく。
「ここら一帯、壊滅状態になりますわ。天内さん、お気をつけあそばしてね」
あ、あそばしてって言われましても・・・。
男は、鋭い視線を跳ね退けるように笑った。
「これはいい! どうやって殺すつもりだ?」
セバスチャンさんは、人差し指を男に向かってスッと伸ばす。
「我ら権田原一族は、ずっと戦うこと無く生き抜いてきた」
「その通り。お前らは先祖代々、腰抜けの一族よ!」
「だがな・・・」
セバスチャンさんの目が、ギラリと光った。
「戦う術を持っていないわけじゃねぇんだよ」
彼の指先が、勢い良く頭上に掲げられた。
やっぱり権田原一族って変身できるの!?
口をパッカリ開けて目を丸くしているあたしに、お岩さんが説明した。
「あれがセバスチャンの本性ですの」
「本、性?」
「子どもの頃から、やたらと血の気が多くて」
「はぁ・・・・・」
「だいぶ落ち着きましたけど、怒るとダメね。押さえが利きませんのよ」
お岩さんは小さく息をつく。
「ここら一帯、壊滅状態になりますわ。天内さん、お気をつけあそばしてね」
あ、あそばしてって言われましても・・・。
男は、鋭い視線を跳ね退けるように笑った。
「これはいい! どうやって殺すつもりだ?」
セバスチャンさんは、人差し指を男に向かってスッと伸ばす。
「我ら権田原一族は、ずっと戦うこと無く生き抜いてきた」
「その通り。お前らは先祖代々、腰抜けの一族よ!」
「だがな・・・」
セバスチャンさんの目が、ギラリと光った。
「戦う術を持っていないわけじゃねぇんだよ」
彼の指先が、勢い良く頭上に掲げられた。