神様修行はじめます! 其の二
「あの状態のセバスチャンには、何を言っても無駄ですわ!」
周囲の騒動に負けないような音量で、お岩さんがあたしに叫んだ。
「じゃあ、どうするのよ!?」
「巨大台風は過ぎ去るのを待つしかありませんわ! 天災と一緒です!」
そのセリフ、どっかで聞いた気がする!
このふたりって、モロに似たもの同士―っ!
刺客達は、締め上げられて苦悶の声を上げ続ける。
圧迫されて血流が滞り、顔色が赤黒く変色していた。
「さて、そろそろ頃合か」
セバスチャンさんのその声と同時に、床を突き破って新たな植物が現れた。
巨大な花のつぼみ。
2メートルは超えていそうな大きなつぼみが、次々と現れる。
「腐った連中ではあるが・・・」
こめかみ辺りまで、彼は右手を上げた。
そしてパチンッと指を鳴らす。
― カパァ・・・ ―
ひとつのつぼみが花開いた。
細かい繊毛のような物が、びっちりと表面に生えている。
そして・・・
ガパアッ!とツタごと刺客の体を丸呑みにした!
周囲の騒動に負けないような音量で、お岩さんがあたしに叫んだ。
「じゃあ、どうするのよ!?」
「巨大台風は過ぎ去るのを待つしかありませんわ! 天災と一緒です!」
そのセリフ、どっかで聞いた気がする!
このふたりって、モロに似たもの同士―っ!
刺客達は、締め上げられて苦悶の声を上げ続ける。
圧迫されて血流が滞り、顔色が赤黒く変色していた。
「さて、そろそろ頃合か」
セバスチャンさんのその声と同時に、床を突き破って新たな植物が現れた。
巨大な花のつぼみ。
2メートルは超えていそうな大きなつぼみが、次々と現れる。
「腐った連中ではあるが・・・」
こめかみ辺りまで、彼は右手を上げた。
そしてパチンッと指を鳴らす。
― カパァ・・・ ―
ひとつのつぼみが花開いた。
細かい繊毛のような物が、びっちりと表面に生えている。
そして・・・
ガパアッ!とツタごと刺客の体を丸呑みにした!