神様修行はじめます! 其の二
幼き日の約束
ニ~三日で、怪我人達の状態はだいぶ落ち着いてきた。
ムシロの上で寝ている人達の数は、みるみる減っていく。
うめき声も、どんどん減っていった。
門川君と子猫ちゃんが、その陰でフル稼働してたけど。
別館の一室で、今後の事についての話し合いが開かれた。
すぐに奥方は次の刺客達を送り込んでくるだろう。
もう、コソコソ門川君を抹殺しようとする必要はない。
正々堂々、門川の名でもって彼を処刑できるんだから。
一日も早く、事を達成しようとしているだろう。
こっちも急いで対策を練らなければならない。
疲れた表情の門川君。
同じく、子猫ちゃんに付きっ切りで疲れ気味の絹糸。
目の覚めるような、パステルピンクのドレス姿のお岩さん。
燕尾服で、すっかりいつも通りに落ち着いたセバスチャンさん。
そしてあたしと、しま子。
この六人で話し合いが行われた。