神様修行はじめます! 其の二
絹糸の後を追って、背の高い草むらに飛び込んだ!


・・・と、飛び込んだすぐそこに、絹糸が座り込んでて転びそうになった。


あああ危ない絹糸っ!


「踏んづけちゃうとこだったでしょ!」

「・・・・・」


絹糸の視線の先に、小人さんがいた。


20人くらいの小人さんが、こっちを見上げている。


みんな、門川君の足元にパタパタと集まってきた。


そしてその場にヒザをつき、深々とお辞儀をした。


彼らの姿から、門川君への礼節と、尊敬と、服従がハッキリと見えた。


小人さん・・・。

門川君の事を認めてくれているんだ。


彼は、大罪人ってレッテルを張られちゃったのに。


小人さん達には、そんなもの何の意味もないんだね。


信じられるものは、自分達の中にあるんだ。


それが分かっているんだね。


ありがとう、小人さん達・・・。


小人さん達は起き上がり、集まって何やら相談し始めた。


「~~~~~!」

「~~~~~!!」


・・・なに言ってんのか全然わかんない・・・。

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