神様修行はじめます! 其の二
薄暗い部屋。

障子越しに、ぼんやりと明かりが透けて見える。

そして・・・


ひとつの人影が、ちらりと動いた。


どきん・・・!!


心臓が鳴った。

あれが・・・あれが・・・・・


「あれが永継じゃ。間違いない」

「兄上・・・」


あそこに、いる。お兄さんが。

ついに再会のときが来た。

門川君の・・・


そしてあたしのこれからの運命のカギを握っている人がいる。

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