神様修行はじめます! 其の二
一応、探したほうがいいのかも。
でも探すにしたって、どこをどう探せばいいのやら。
「ねぇ、門川君・・・」
門川君は、呆然と立ちすくんでいた。
驚愕の表情を浮かべて、ピクリとも動かない。
呼吸する事すら忘れてしまっているようだった。
絹糸も、極限まで目を見開いている。
我を忘れた表情で。
そしてふたり同時に
「兄上・・・!」
「永継・・・!」
搾り出すような声で、そう叫んだ。
・・・・・。
・・・・・・・え?
兄上って、永継って、え??
あたしは部屋の中を見回した。
ふたりが、隠れたお兄さんを見つけたのかと思って。
でもやっぱり部屋の中には、誰もいない。
このミイラ以外には。
・・・・・。
まさか・・・・・。
あたしは、もう一度ふたりの視線をたどった。
ふたりの両目は・・・
間違いなくミイラを凝視していた。
でも探すにしたって、どこをどう探せばいいのやら。
「ねぇ、門川君・・・」
門川君は、呆然と立ちすくんでいた。
驚愕の表情を浮かべて、ピクリとも動かない。
呼吸する事すら忘れてしまっているようだった。
絹糸も、極限まで目を見開いている。
我を忘れた表情で。
そしてふたり同時に
「兄上・・・!」
「永継・・・!」
搾り出すような声で、そう叫んだ。
・・・・・。
・・・・・・・え?
兄上って、永継って、え??
あたしは部屋の中を見回した。
ふたりが、隠れたお兄さんを見つけたのかと思って。
でもやっぱり部屋の中には、誰もいない。
このミイラ以外には。
・・・・・。
まさか・・・・・。
あたしは、もう一度ふたりの視線をたどった。
ふたりの両目は・・・
間違いなくミイラを凝視していた。