神様修行はじめます! 其の二
「我がどうこう言うよりも、これが永継本人であると、血で理解できる者がおる」
それって、つまり・・・。
あたしは、恐る恐る隣を見上げた。
呆けたように、ミイラを見つめている門川君を。
いつもの冷静沈着な姿は、見る影も無い。
理解できない現実に直面して、茫然自失の状態だ。
「兄上・・・兄上・・・」
上の空で、その言葉だけを繰り返しつぶやいている。
「門川、く、ん・・・」
あたしも目の前の状況が、よく理解できない。
いったいこれって何なのっ。
なんで・・・なんで・・・
なんでお兄さんがミイラになってるのっ!!?
札が貼り付けられて・・・
それって、つまり、誰かが貼り付けたって事だよね?
お兄さんの遺体だって知ってて、貼ったんだよね?
生きてるように、見せかけてたって事だよね?
そんな・・・
そんな事をする人間は・・・
そんな事をする必要のある人間は・・・
ただ、ひとり。
「・・・・・兄上―――っ!!」
門川君は叫び、ミイラに駆け寄った。
それって、つまり・・・。
あたしは、恐る恐る隣を見上げた。
呆けたように、ミイラを見つめている門川君を。
いつもの冷静沈着な姿は、見る影も無い。
理解できない現実に直面して、茫然自失の状態だ。
「兄上・・・兄上・・・」
上の空で、その言葉だけを繰り返しつぶやいている。
「門川、く、ん・・・」
あたしも目の前の状況が、よく理解できない。
いったいこれって何なのっ。
なんで・・・なんで・・・
なんでお兄さんがミイラになってるのっ!!?
札が貼り付けられて・・・
それって、つまり、誰かが貼り付けたって事だよね?
お兄さんの遺体だって知ってて、貼ったんだよね?
生きてるように、見せかけてたって事だよね?
そんな・・・
そんな事をする人間は・・・
そんな事をする必要のある人間は・・・
ただ、ひとり。
「・・・・・兄上―――っ!!」
門川君は叫び、ミイラに駆け寄った。