神様修行はじめます! 其の二
体中の残った毒素が、いっぺんに消え去った。
絹糸もしま子も、穏やかな表情になっている。
きっとすっかり解毒されたんだ。
あ・・・?
こめかみと頬に残っていた、ピリピリした痛みが消えてる。
手で触れると、傷が無くなっていた。
すっかり元通りだ。
門川君は、いつも通りの表情。
感情の読めない、綺麗な顔立ち。
強い光にさらされて、濃い陰影を刻むその姿。
あたしは・・・それをじっと見つめていた。
満たされた体で、余計な物の全てが消え去った心で。
彼を、ただ見つめた。
そして、彼に語りかけた。
「ねぇ、門川君。あたしね・・・」
「・・・・・・・」
「あたし、あたしね・・・」
「・・・・・・・」
ぽつんと、言葉がこぼれ出た。
「あたしは絶対、門川君の側から離れないからね」
絹糸もしま子も、穏やかな表情になっている。
きっとすっかり解毒されたんだ。
あ・・・?
こめかみと頬に残っていた、ピリピリした痛みが消えてる。
手で触れると、傷が無くなっていた。
すっかり元通りだ。
門川君は、いつも通りの表情。
感情の読めない、綺麗な顔立ち。
強い光にさらされて、濃い陰影を刻むその姿。
あたしは・・・それをじっと見つめていた。
満たされた体で、余計な物の全てが消え去った心で。
彼を、ただ見つめた。
そして、彼に語りかけた。
「ねぇ、門川君。あたしね・・・」
「・・・・・・・」
「あたし、あたしね・・・」
「・・・・・・・」
ぽつんと、言葉がこぼれ出た。
「あたしは絶対、門川君の側から離れないからね」