神様修行はじめます! 其の二
一瞬で頭に血が上った。
ガアッと体が熱くなる。
バックン!と心臓が鼓動を打つ。
怪鳥の周囲に、黒い霧のような渦が視える。
その中心の、ひときわ色濃い渦も。
視える。
視えるのに・・・!!
近づけない!
あそこまでたどり着けない!
怪鳥の元へ・・・
血を吐いて苦しむ絹糸の元へ・・・!
目の前で苦しんでいるのに・・・!
『ギュアアァァァッ!!』
怪鳥が恐ろしい声を響かせた。
絹糸に狙いを定め、くちばしを振り上げる。
それに気付いた絹糸が、狂ったように怪鳥の爪の中で暴れた。
・・・だめだ! 逃げられない!
絹糸っ!
待ってて! 今行く!
ガアッと体が熱くなる。
バックン!と心臓が鼓動を打つ。
怪鳥の周囲に、黒い霧のような渦が視える。
その中心の、ひときわ色濃い渦も。
視える。
視えるのに・・・!!
近づけない!
あそこまでたどり着けない!
怪鳥の元へ・・・
血を吐いて苦しむ絹糸の元へ・・・!
目の前で苦しんでいるのに・・・!
『ギュアアァァァッ!!』
怪鳥が恐ろしい声を響かせた。
絹糸に狙いを定め、くちばしを振り上げる。
それに気付いた絹糸が、狂ったように怪鳥の爪の中で暴れた。
・・・だめだ! 逃げられない!
絹糸っ!
待ってて! 今行く!