神様修行はじめます! 其の二
泣いてはあやし
笑っては撫で
這っては驚き
立っては褒め
しゃべっては感心し
歩いては心配もした。
いつも日なたの匂いがした。
透き通った瞳で我を見つめて
小さな手を、懸命に我に伸ばした。
我の背を撫でるのが、ほんに好きな子での。
「いつまでも触っていたい」
しゃべれるようになってからは、それが口癖じゃったよ。
どんなに泣いていても、我の背を撫でればぴたりと泣き止んだ。
一途で、けな気に、一心に、我の背を撫でる。
その手から伝わる温かな純真さが、我には心地良かった。
笑っては撫で
這っては驚き
立っては褒め
しゃべっては感心し
歩いては心配もした。
いつも日なたの匂いがした。
透き通った瞳で我を見つめて
小さな手を、懸命に我に伸ばした。
我の背を撫でるのが、ほんに好きな子での。
「いつまでも触っていたい」
しゃべれるようになってからは、それが口癖じゃったよ。
どんなに泣いていても、我の背を撫でればぴたりと泣き止んだ。
一途で、けな気に、一心に、我の背を撫でる。
その手から伝わる温かな純真さが、我には心地良かった。