神様修行はじめます! 其の二
あたしの全身が緊張でジリジリ痺れる。
手足の先まで、どきどき波打つ。
「誰かに幸せになって欲しいなんて、初めて思った」
「・・・・・」
「そんな風に思えて、僕自身も幸せだった。だから・・・」
だからあの時、君の記憶を奪った。
門川で、生死を懸けた日々を送る事が、君にとっての幸せとは思えなかったから。
人の愛と情に包まれ、真っ直ぐ育った君の綺麗な心。
その心が、こちらの世界の過酷な現実で生き抜けるとは思えなかった。
無残な死が、常に付きまとう門川という存在。
その中に幸福など、一切無い。
そんな門川での日々で・・・
僕は、君と出会った。
手足の先まで、どきどき波打つ。
「誰かに幸せになって欲しいなんて、初めて思った」
「・・・・・」
「そんな風に思えて、僕自身も幸せだった。だから・・・」
だからあの時、君の記憶を奪った。
門川で、生死を懸けた日々を送る事が、君にとっての幸せとは思えなかったから。
人の愛と情に包まれ、真っ直ぐ育った君の綺麗な心。
その心が、こちらの世界の過酷な現実で生き抜けるとは思えなかった。
無残な死が、常に付きまとう門川という存在。
その中に幸福など、一切無い。
そんな門川での日々で・・・
僕は、君と出会った。