神様修行はじめます! 其の二
君の笑顔が見られない。

君の声が聞こえない。


その事が僕をひどく苦しめた。

本当に、どれほど辛く苦しい毎日だった事か。


朝には

寝癖のついた頭であくびをする君を探してしまう。


昼には

おいしそうにご飯を頬張る君を探してしまう。


夜には

うっとりと夜の庭を眺める君を探してしまう。



いつもいつも

気がつくと君の姿を探している。

どうしても君の姿を求めてしまう。


君は、もういない。

もういないと分かっているのに。


そして探すたびに・・・

君のいない現実を思い知らされるのに。


そして胸が掻きむしられるような苦しさを味わうのに・・・。


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