神様修行はじめます! 其の二
明朝、日の出前?

「そ、そんな急に?」

「早ければ早いにこした事はない」

「そ、そうだけど・・・」


そんな急いで良いものなの?

だって計画も準備も、まだなにも・・・。


「セバスチャン」

「はい、永久様」

「相手の戦力を、いくらかでも削げるか? 方法は問わない」

「半減いたします」


半減・・・!?

奥方側の戦力を半分にしちゃうって事!?

今から!?


「嘘! そんなの無理でしょ!?」

「可能でございますよ?」

「どうやって!?」

「権田原最大の武器、食料を使って・・・でございます」


セバスチャンさんは、ニコリと微笑んだ。


「元々、門川主力の半分は、永久様についておりましたから」

「でも、忠誠心からじゃないよ?」


自分達の利益のためでしょ? それは。


「だから、そこが狙い目なのですよ」
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