神様修行はじめます! 其の二
無意味なこと
あたしはみんなに笑顔でうなづいた。
そして立ち上がり、彼の後を追った。
自分にできる事をするために。
門川君、どこかな。
もう部屋に戻って休んでるかな?
・・・・・あ、いた。
彼は、縁側に立っていた。
薄暗がりに、そのシルエットが浮かんでいる。
両腕を組み、星空をじっと眺めている。
秀麗なその姿。
でも、顔つきはとても厳しかった。
・・・胸の中で何を思っているんだろう。
門川の長い歴史の中で、初めての異常事態。
自分が、その渦の中心人物。
全てを率いて、全てを背負い、決起する。
両肩にどれほどの重さを感じているんだろう。
勝つにせよ、敗れるにせよ、彼の名は明日になれば歴史に刻まれるんだ。
・・・ううん。
負けないけどね、絶対に。
「門川君」
「・・・・・君か」
あたしを見て、厳しい瞳が優しい色に変わった。
ほんの少しの変化だけど、それがあたしには分かった。
そして立ち上がり、彼の後を追った。
自分にできる事をするために。
門川君、どこかな。
もう部屋に戻って休んでるかな?
・・・・・あ、いた。
彼は、縁側に立っていた。
薄暗がりに、そのシルエットが浮かんでいる。
両腕を組み、星空をじっと眺めている。
秀麗なその姿。
でも、顔つきはとても厳しかった。
・・・胸の中で何を思っているんだろう。
門川の長い歴史の中で、初めての異常事態。
自分が、その渦の中心人物。
全てを率いて、全てを背負い、決起する。
両肩にどれほどの重さを感じているんだろう。
勝つにせよ、敗れるにせよ、彼の名は明日になれば歴史に刻まれるんだ。
・・・ううん。
負けないけどね、絶対に。
「門川君」
「・・・・・君か」
あたしを見て、厳しい瞳が優しい色に変わった。
ほんの少しの変化だけど、それがあたしには分かった。